EGテスティングサービス株式会社 テスト(第三者検証)のプロフェッショナル集団

「コピーコンテンツテスト」対応範囲をNFTの著作物に拡大

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2022.04.27

ニュースリリース

「コピーコンテンツテスト」対応範囲をNFTの著作物に拡大

 EGテスティングサービス株式会社(以下、「EGテスティングサービス」)は、開発中のゲームが著作権の違反等の指摘を受ける可能性を評価・検証する「コピーコンテンツテスト」について、4月27日(水)より、メタバースやNFTプラットフォーム上で取引されるNFT作品における著作物にも対応範囲を拡張することをお知らせいたします。

 安心・安全なインターネット環境の実現に向け、ネットパトロール、カスタマーサポート、脆弱性診断などネットセキュリティに関わるサービスを一気通貫で提供しているイー・ガーディアングループの中で、EGテスティングサービスは、ゲーム・Webサイト・モバイルアプリ等のソフトウェアやハードウェアのテスト(第三者検証)、デバッグ業務を提供しております。
 2020年11月より提供を開始した「コピーコンテンツテスト」は、著作権違反に当たらないかの比較チェックを行うことで、ゲーム事業者の著作権違反を未然に防いでまいりました。

 昨今、ブロックチェーン技術を活用し、代替性がなく唯一性を証明したデジタルアイテムNFT(Non Fungible Tokenの略)の取引が活発になっています。新たな時代のデジタル資産として、人気IPホルダーや企業が続々と参加を表明し出品者が増加、それと同時に取引を行うNFTマーケット関連のプラットフォームも続々と開発され、市場が急速に拡大しています。
 一方、プラットフォーム上にて出品・取引が行われているNFT作品の中にはすでに著作権などの知的財産権の登録がされているIP関連作品も多数存在しており、違法コピーなどによるIPホルダーの権利侵害が問題となっています。このような問題への対策が急がれるものの、市場の急速な拡大により企業の対応が間に合わず、課題としてあげられています。また大手SNSでは所有するNFTアートを個人のアイコンとして利用できる機能の追加や、メタバース上でのアバター作成時にアイテムとして利用できるなど、今後の活用機会が増えていることで更なる権利ロスの拡大が懸念されています。

 そこで、EGテスティングサービスが提供してきた「コピーコンテンツテスト」サービスにおいて、NFTプラットフォーム上で出品されているIP関連作品を検知し、IPホルダー向けに対応領域を拡張させる運びとなりました。
 本サービスでは、ゲームやエンタメに知見のあるテスターが、これまで「コピーコンテンツテスト」サービスで培った著作権を比較チェックするノウハウを活かし、メタバースやNFTプラットフォームで流通しているIPに関連するNFTアートを検知し、レポートにて報告します。本サービスの提供により、著作権違反などを防いでIPホルダーの権利を保護し、拡大するメタバース・NFTマーケットの健全なプラットフォーム運営に寄与します。

 今後も、EGテスティングサービスは、イー・ガーディアングループの一員として専門性と質の高いサービスを提供し、ミッションである「We Guard All」の実現に向け、人々の生活をより便利に、豊かにするサービスの開発に尽力して参ります。

【「コピーコンテンツテスト」概要】

検証対象:イラスト、音楽、テキスト(セリフ)、バナー、
     メタバースやNFTプラットフォームで流通しているNFT作品など
検証内容
 ・参考画像やベンチマークゲーム・アニメタイトルやそのキャラクターと比較し著作権違反をチェック
 ・NFTマーケット上に出品されている権利侵害アイテムの調査・検知
 ・違法で版権売買されたアセットを利用してしまっていた場合に備え、炎上リスクの検知(風評調査)